1993年から取り入れているハンドベルでは、発表会の他に市民音楽祭に出演、
有志を募って出演しているのですが、なぜか一度出演するとリピーター続出!
私の所では、伴奏は一切つけずにベルの音だけで演奏するので、
お互いをよく聴き合わなければなりません。
どの音が欠けても成り立たない全員が主役の音楽を一度体験したらはまる理由は、
音楽の楽しさだけでなく、一緒に仲間と作り上げる連帯感もあるようで、
これがきっかけで学校も住んでいる所もバラバラなのに仲良くなった生徒さんは大勢います。
音楽祭では、時期が時期(期末テスト直前)なので、出演者は主に小学生となりますが、
こうしてベルでの舞台経験を重ねて行った生徒さんは、連弾やアンサンブルにも積極的に取り組んでいます。
この事は一見ピアノに関係ないように思われるかもしれませんが、
後にこの経験が大きな力となって現れる時期がやって来るのです。
それまでピアノの練習はあまり熱心でなかった生徒さんが突然
「合唱祭で伴奏をする事になりました」と伴奏譜を持って来た時の事。
今までの譜読みの速さでは到底間に合わないのでは?と思っていたところ、
譜読みが間に合って弾けただけではなく、何と最優秀伴奏者賞までいただいてしまいました。
発表会以外のステージ経験も多く、場慣れしていた事に加え、
お互いを聴き合って合わせる事に慣れ、バランス感覚が自然に出来ていたのですね。
それをきっかけに、合唱祭や学年合唱の伴奏まで次々とするようになり、
運動部で試合が多かったため、発表会には出られなかったものの、
活躍の場が広がり、急激に上達するきっかけとなりました。
同じ様に、連弾、ベル等に積極的に参加していた生徒さん、
中学校の時に急に学校での活躍の場が増え、何にでもチャレンジして、
交換留学で海外に行った時にピアノ伴奏を担当、海外でも活躍という事例も。
そのように、中学生になって急に活躍の場が広がる生徒さんが多いのが特徴です。
もちろん、それは基礎の部分がきちんと出来ている事が前提です。
その部分無しに急に開花する事はあり得ませんから、その部分は丁寧に教えています。
ピアノの基礎に加えて、連弾、ハンドベル、ミュージカル等に取り組む事によって、
ピアノの演奏にとって大事な事が身につくのがわかっているので、
私のところでは、積極的に取り組んでいるのです。
もちろん、長く続けなければそういう場面が訪れる事もありませんが、
一緒に演奏する仲間がいる事が、長く続けるモチベーションにも繋がっているようです。
発表会と音楽祭で仲間と会えるから、それも続ける理由の一つになっています、
そういう生徒さんは平均12年以上は在籍、14年以上の人も珍しくありません。
1つの事が長く続く人は、何をやっても長続きするので、
忍耐力、人間力もついて、その後の就職先でも大活躍しています。
川口市三ツ和、坂下、八幡木、南鳩ヶ谷、里、赤井、榛松、安行慈林、江戸、桜町、さいたま市
八潮市中央、八潮、大曾根、中馬場、二丁目、八条、伊草、足立区、草加市、三郷市からもレッスンに来ていただいています。
トラックバック URL
https://ms.midoso.net/2017/03/11/puchicon2/trackback/